聖書の中に解けない謎

その時より主體靈が變貌してもともとから持っていた’私’という主體意識の位置を占めていたハナニムの靈は押し出され,死亡の靈なる惡魔が私という意識の位置に座りこみ,惡魔が操る通りに動きながら悲慘に老い果てて死んでいくのが今の人間の姿である.

元來, 人間の心にはその限界が無かったし, 百年, 二百年だけではなくとこしえにまえもってみられる透視の能力と淸い心を持っていた.その心がまさにハナニムの心でいまのように自分の環境に從って樣樣に變ったり動いたりする愚かなものでは無かった.

◇ 元來, 人間は神であった

自尊心にさわれたとすれば怒ったりヒステリになったり不平に滿ちるということは’私’という主體靈にまきこまれている時である.この狀態がまさに惡魔の虜となっている時である.ところが,もともとの人びとの心はいまのように變りやすい感情的なものでは無かったのである.元來,人はハナニムであったが惡魔によって囚われた時,ふたえの心を持った人間に轉落してしまったのである.

その時より主體靈が變貌してもともとから持っていた’私’という主體意識の位置を占めていたハナニムの靈は押し出され,死亡の靈なる惡魔が私という意識の位置に座りこみ,惡魔が操る通りに動きながら悲慘に老い果てて死んでいくのが今の人間の姿である.したがって,この世の人びとは正確に言って惡魔の獄に閉ざされているハナニムなのである.

ハナニムは全知全能であり,この世の中はハナニムの絶對的な豫定の中で成っているものと語っている.今でも世の中は戰爭と飢餓,罪惡と苦みが絶え間なく續いているのにこんなわざわいも果たして全知全能のハナニムが豫定なさった攝理であろうか?これが事實であれば人間の全ての罪惡も豫定なさったものであり,その罪に對する責任も人間にあるのではなくハナニムが負わなければならないことになる.

まして,將來のことまで計り知っておられる全知全能のハナニムであるとすれば土を練ってアダムとエホバを作りたまわる際に將來にかれらは善惡果を取って食べ,呪われて死んでしまうことまではっきり知られたはずである.そうであれば,土を練りアダムとエホバを作りたまわる時,すてに悲嘆してやまなかったことであろう.

ところが,その時には見えるものはみんな‘善’であったとしながら後に洪水で審判をなさるときに至り歎息の中で人間を作りたまわったことを後悔なされたとのことであろうか? これは理屈に合わない話であるばかりでなく,人間を愛するハナニムではなくて人間を呪うハナニムにしてしまうことになる. 聖書の中には次のようなお話しがある.

“ 太初, 天地が混沌し,空虛の上に深い暗黑で包まれでいた”(創世記 1章2節)天地が混沌し暗黑に包まれていたとのことは,闇の神なる惡魔は太初から互いに大敵する仇であったが,ハナニムは全知全能のハナニムではなく, 惡魔と對敵しておりながら惡魔を完全に除去できないハナニムであった.善惡果が卽ちハナニムが除去できない惡魔の靈であった.

惡魔の靈はハナニムと對敵する靈であったが,ハナニムには打ち勝てなかった.

しかし惡魔は模倣力があった.聖書をみると惡魔が杖を投げて蛇になるようにすると,惡魔にかかった魔法師も杖を投げ同し蛇を作った.

ハナニムの靈に打ち勝とうと惡魔が模倣力を持ってアダムとエホバと同じ姿でハナニムの前に現れたので,ハナニムとアダムとエホバは何らの警戒心も持たないまま惡魔を見る瞬間,惡魔の靈に占領され捕虜になったのである.萬物の靈長の中でのハナニムが6000年間を惡魔の支配の中であらゆる苦痛を受けながら隱れておられだのである.

故にハナニムの念願のうち最も願ったのは一日も早く惡魔の獄から脫し, エデンの園 を回復するのであった. ハナニムが惡魔の獄から脫しようとすれば,仇の惡魔を殺さねばならないのに,ハナニムは惡魔を殺す秘訣が分からなかったのである. それて6000年間も惡魔の靈獄にいけとられ,あらゆる苦痛を受けたのであるが,ついに曺熙星の體の中で惡魔を殺す無敵將師に完成したのである.

◇ 惡魔の獄に圍まれているハナニムを釋放させる御業

した人はいなかった.今までの神學者たちは人間が死ぬと靈魂が離脫すると敎えている. 靈が生命であり,生命が血であり,血が體になるので,人間の體が靈なのである.(創世記9章4節,レビ記17章11節 ) 聖書には ‘種を植えた通り收める’と記した.‘人間はハナニムの子’と言ってやまないのは豆を 植えた所に豆が生え,小豆を植えた所に小豆が生える’との諺のようにハナニムの子はハナニムなのである.

この世の自然法則にも遺傳法則があるように萬物は遺傳法則を脫して生命の繼承が成された事はなかった.人間をハナニムの子といいながら人間を動物と考えるなら,これはハナニムに背く事である. 人間を動物のように考え,また生命を物質のように考える誤った思想を持つとすれば,それが卽ち獸の表出なのである.

◇ ハナニムはどこにおられるのであろうか?

しかし,좥私という主體意識좦 を持っている限り,人間の中のハナニムは惡魔の獄に圍まれておられるのである.今日 私と惡魔と死亡に打ち勝った勝利者ハナニムが人間の中に圍まれでいるハナニムを一つ一つずつ釋放させているのである.人間の中のハナニムを惡魔の獄で脫させようとすれば,勝利者のお話しとおりに順從しなければならない.

勝利者は惡魔の獄から脫した經驗があるので,その方法が分かっている.惡魔が眠る時,キ-を少しずつ削る事である. 續けて削る事によって結局,罪の鎖が切れるのである.惡魔がいくら强くても繼續して 좥私という主體意識좦,惡魔の靈を憎み,踏みにじり,また反對に生活すると結局,惡魔は死んでしまうのである.*だれでもハナニムの心だけは抱く事ができるのである.みなさんがハナニムの心を抱き生命をかけて動くとたちまち惡魔の世界は崩る.これを實行しないとハナニムの天地公事がしきりに遲延される.

飜譯: 尹金玉 記者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です